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2016年2月23日火曜日

夜のNOHOには独特の色気がある


NOHO(ノーホー)という地区、ニューヨークに来るまで知らなかったんだが。

こちらの人にはかなりいけてる地区として有名らしい。

イーストビレッジとグリニッジビレッジの間、Bowery〜Houston Street〜Broadwayに囲まれた小さな三角地帯がNOHO。

実際、こじゃれたレストランやバー、ショップがひしめきあっている。




ここがNOHO。

どことなくヨーロッパっぽい雰囲気。 コペンハーゲン?

ダウンタウンで、こんなカラフルな壁のアパートは意外と珍しい。
そして、NOHOにはニューヨークでは珍しい石畳の通りがいくつかある。


NOHOのカフェ・バーはこじゃれている


Great Jones Cafe

NOHOの中心通り、Great Jones streetにあるケイジャン料理のカフェGreat Jones Cafe


ファッションブランド店が立ち並ぶSOHOの北側とあって、NOHOのカフェやバーはどこもファッショナブル。

お隣イーストビレッジのカフェやバーには、どんなにボロい格好していても入れてくれる余裕があるのだが、

NOHOのカフェやバーには、「お金に余裕のある人、ファッショナブルな人大歓迎!」といったような、お洒落な人しか入っちゃいけないような、"Posh"な(ハイカラな)雰囲気がある。(個人的妄想)

 ただ、名前は忘れたけどBowery沿いにあるこじゃれたバーで夜中食べたJapanese Fried Chicken(唐揚げ)は、「あっ」と声が出るほどおいしかったことを補足しとく。


夜のNOHOは格別の色気がある



夜のGreat Jones Cafe。
夜になるとぐっと色気を増すのがNOHO。






カフェの隣はニューヨーク発ファッションブランドのPhilip Lim





日本人ミュージシャンの@eiko_haraがDJを務めるバーWIse MenもBoweryにあり。



ただのコピーセンターやゴミ箱も、NOHOだとなぜか映画のような雰囲気が出る。



NOHOでウイスキーが飲みたくなったらWhiskey Townへ。



いつまでもバーで一杯お酒をひっかけていたくなるような場所、それがNOHO。

2016年2月20日土曜日

ハーレムのAmy Ruth'sでがっつりチキン&ワッフル

ハーレム116th St 駅近くに、チキン&ワッフルが食べられる有名な店があるよ、と友人に誘われて行ってきた。

店の名前は、Amy Ruth's


すごく上手いとも下手ともいえない有名人の壁画が素朴でいい味...

チキン&ワッフルって何。


というのが、最初に浮かんだ素朴な疑問。

チキン&ワッフルは、アメリカのソウルフードってやつらしい。

甘いワッフルとスパイシーなチキンを一緒に食べて何の得があるんだろう…
そんなことをぶつぶつ言う私に友人は言った。

「いいから食べてみて。癖になる味だから」


そして出てきた、定番のチキン&ワッフル。


想像通りの、なんのひねりもないチキンとワッフルだ…!

ただ、このチキン、シンプルだけどしっかり味もついてて、確かに癖になる!!

ワッフルはワッフルで、中身はスカスカだけど、チキンの塩味のあとに食べる甘い味がちょうどよく、止まらなくなる…。 これは危険だ。

チキンは、ムネ、モモ、手羽先など部位を選ぶことが可能。
そしてお好みでケチャップやチリソースも。


友人の手羽先タイプ。


一緒に頼んだ、キャットフィッシュ(白身魚)

こちらも塩味が効いてて、おいしい。


結局思ったこと




チキン&ワッフルは、マクドナルドでいうハンバーガー&ポテトのように、
健康によくないと分かっていても結局リピーターせずにはいられなくなる味。


すっごいお腹いっぱいになるけど、カロリー爆弾だけど


多分、2ヶ月後くらいにまた食べに来ると思う。
そんな味。


(店舗情報)
Amy Ruth's (Harlem)
113 W 116 St, New York, NY
(212) 280-8779
http://amyruths.com

Urban Outfittersの下着は日本のより圧倒的に洒落てる

初めてニューヨークのUrban Outfitters(日本未上陸の米国発セレクトショップ)に足を踏み入れた時、思わず感嘆をもらしたこと。

下着が圧倒的にかわいい!


Urban Outfitters

Urban Outfitters


こういう「ファッショナブルな下着」って日本には意外とないと思うんだ...!

日本でデザイン重視のものを探すと、ちょっとファンシーでメルヘンな感じか、スポーティすぎたり、逆にセクシーすぎるものが多かったりするのに対し、

Urban Outfittersで売られている下着の多くは、こういうちょうどいいあんばいのスタイリッシュな下着で、
「これこれ!探してたのは!」という感じ。


Urban outfitters

ただ、日本で売られてる下着の多くが「盛る」こと重視なのに対し、
こういう柔らかいレース素材の下着に、盛り要素はほとんどない。

そして、このレース素材はかなり薄いので、初めて体験する日本の女の子にとっては、「これだけで大丈夫か!?」と心もとない気持ちになることは必然。

まあ、冬場は厚着なので意外と気にならないのは確か!
それに一回このタイプの下着を体験するとあまりの楽さに、今までの下着が窮屈すぎてしょうがない…!というのが感想です。



L.A.でも定番


ニューヨークで人気の薄いレース素材の下着は、西海岸L.A.でも定番のよう。

L.A.発のセレクトショップ兼アパレルブランドNasty Gal
ここの服はどれも最高だけど、下着もめちゃくちゃかわいい。


 Nasty Gal

Nasty Gal

Nasty Gal

クール!

こんな感じで、アメリカ生まれのドレスやワンピースは胸元や背中ががっつり開いているので、見えても超お洒落な下着が生み出されるわけだなー。


Urban Outfitters情報


最後に、Urban Outfittersの基本情報を。

Urban Outfittersは、米国発の若者向けのアパレルブランド兼セレクトショップで、洋服以外にもレコードや生活用品も置いている、分かりやすく言うと、アメリカのBeamsみたいな店。

コンセプトは、「ボヘミアン」「ヒップスター」「ユーモラス」「ヴィンテージ」で、全体的にアメリカ西海岸のファッション文化を取り入れたセレクトが特徴。


価格帯はブラが約$30〜、ワンピースが$60〜、アクセサリーが$20〜くらいなので、アメリカの若者にとってはそこそこ手に入れやすい価格帯かと。

日本のビームスより若干安いイメージかな。

ニューヨークにはたくさんの店舗があり、ニューヨークの街を歩いていたら必ずぶち当たるのがこのUrban Outfitters!

個人的に、iPhoneケースがかわいいと思います。


(店舗情報)
Urban Outfitters (Herald Square)
1333 Broadway, New York, NY
(212)239-1673

2016年2月17日水曜日

ニューヨークのインド人と肌の色の話


最近仲の良いI君と話をする中でどうしても気になったことがある。

インド系のコメディアンや俳優の話をしていて、その人達の写真を彼に見せると、彼は
まず屈託なく「肌の色」と「出身地」についてコメントする。
ということだ。



例えば
「肌の色がダークだな...。こいつはきっと南部の出身だ」

「タミル(インド南部)出身だって? どうりでダークスキンなはずだ」

など。

ニューヨーク舞台のNetflix限定ドラマ『マスター・オブ・ゼロ』がヒット中のアメリカ人コメディアン、
アジズ・アンサリは親がタミル出身。


そして自分については


「俺は肌の色が明るい。どちらかというとアラブやスパニッシュみたいな見た目をしているが」

と称する。
まあ確かに、彼の外見は中東・ヨーロッパ系に近い整った顔立ちをしているが。


さらに奴は『The Economist』(英国の政治経済雑誌)を購読しているインテリなので、最近辞職した甘利明前経済再生担当相の写真(日焼けした肌に白髪)を見て、



「この男インド人っぽいな」



確かにちょっとインドの首相モディに近いものがあるけど…。

モディ

モディ・・・インド経済を大幅に発展させた立役者で、小さい頃はチャイ売りをしていた貧しい家庭の出身。インド国民に大人気。Twitterのフォロワーは現在1800万人。


話が脱線するけれど、2015年12月に安倍首相がインドの高速鉄道建設に日本の新幹線技術を用いた12億ドルもの大規模な支援を申し出たことから、
モディと安倍さんの間には蜜月の関係がある…。

安倍さんとモディ



さらにモディ、安倍さんの誕生日にはバースデーTweetもしてたそうな
もちろん、モディは安倍さんだけでなく各国の首脳のバースデーやお祝事には、Twitterでメッセージを送る。
とてもマメなのだ。


インド人の出身地と肌の色の関係


www.usfunds.com

話が脱線したが、再び。

なぜI君がそこまでインド人の肌の色について屈託なくコメントするのかというと

インドでは肌の色と出身地、身分は関係しているとされているから。


一般的に、北部に白人のアーリア人種が混じった肌の白い人が多く、南部にはドラヴィダ系の色の濃い人が多いと言われる。(もちろんそうでない人もたくさんいる)

そして、インドにいまだ残る身分制度カースト的にも、上流階級の金持ちの人は色が白く、下層階級の貧しい人達は色が濃いという固定概念があるそう。

インドでは色の白い方が美しいとされている。


インドで大人気のボリウッドスターは、一様に皆肌が白く、外見もヨーロッパ白人のような人が多い。

インドの大御所女優アイシュワリヤー・ラーイ。なんと1973年生まれの42歳。
インド南部のタミル出身で6カ国語を話す才女。


そのため、肌の色が明るく、インド経済の大発展の恩恵を受けて育った、90年代生まれで英語が第一言語、都会育ちのニュージェネレーションI君のような人でさえ、肌の色がその人の暮らす生活環境や出身地を決めるものというインド人の常識はまだ根底にあり、なんの悪びれもなく肌の色についてコメントするのだろう。

その辺の意識は、肌の色への差別に敏感なニューヨークで生活していくうちに何か変わっていくのかもしれないし、そうでないかもしれないが。

ちなみに、彼のルームメイトで小学校から15年来の友人というインド人たちは、皆一様に肌の色が明るい。(そしてやつらはカレーじゃなく、宅配ピザばかり頼んでいる)


インド人の肌の色へのこだわり

雑誌のカバーを飾るインドの人気女優プリヤンカ・チョープラ。超のつく美人。


親が南部タミル出身で、年に一回はインドを訪れるという、自身はココアっぽい肌色を持つアメリカ育ちの元ウォール街銀行員のとある話。

「インドでは肌の色を白くみせるためのクリーム(ファンデーション)を全身に塗っている人もいるよ。
男の人でもやっているんだ」


「(インドの結婚について)お見合い以外の自由恋愛も増えてきたとはいえ、インド人の親はいまだ結婚する相手に
「出身地はどこか?」「親の職業は何か?」って聞くのは当たり前だね…。そういうのちょっと面倒くさい」



結婚相手には、同じ身分の人がいいと考える人がいまだ多く、そのため身分の推測できる出身地や親の職業を質問するらしい。


そして、色の白い人の人気が高いため、色を白く見せようと努力するインド人が後を絶たないそうだ。

なんかインド人って大変そうだな…。

女優ディーピカー・パードゥコーン。

肌の色うんぬんは抜きにしても、インド美女は皆圧倒的に整った美女ばかりで憧れるのは事実。

2016年2月15日月曜日

インド映画入門3選

「ニューヨークの中のインドの話 〜映画館編〜」の続き。

インド映画というと、歌って踊るマハラジャ、的なミュージカルを想像しがちで、実際大半がそうなんだけども、最近は歌も踊りもない静かな(?)インド映画も続々登場中。

その中でも「これはハリウッド映画以上にエキサイティングだ!!」と私が思ったインド映画3本をここで紹介。

最後に、ニューヨーク舞台のインド映画も。


『女神は二度微笑む』

Kahaani(邦題『女神は二度微笑む』)

まずは2012年公開の『女神は二度微笑む』

これは文句なしに面白い作品! 歌や踊りの一切ない、本格サスペンスムービー。

普通にTSUTAYAの新作コーナーに並んでたジャケを見て、面白そうな感じだったので借りたら、当たりだった。

日本版のキャッチコピーを引用すると
「ハリウッドも認めた!インド初、極上のサスペンスエンターテイメント」
ストーリーは、ロンドンで暮らしていた出産間近の主人公の女性が、インドのコルカタへ出張中に謎の失踪をとげた夫を探しに、一人コルカタへ旅立つところから始まる。

知り合いのいないコルカタで一人懸命に夫を探す、この美しい主人公の女性の行動に感情移入していくうちに、どんどん謎は深まり、観ている人は予測できない展開にぐいぐい惹き込まれてしまう。


実際、この作品はインドのアカデミー賞といわれるインド・フィルムフェアで、主演女優賞、監督賞ほか5部門を受賞したようで、知り合いのインド人たちに聞いても「ナイスムービー!」という言葉が必ず返ってくる。

そして私が「歌と踊りのないインド映画を観たのはこの作品が初めてだったわ〜」と言うと、
「確かにね〜!(笑)」とケラケラした笑いが返ってくるやり取りも、もはや鉄板ネタと化している…。

さらに、映像もドキッとするほど綺麗で、インド好きにはたまらないエキゾチックな美しいコルカタの風景が観れるのもこの作品の良さの一つ。



『きっと、うまくいく』

3 idiots(邦題『きっと、うまくいく』)

こちらは2009年の作品で、最近では一番有名なインド映画といってもいいんじゃないか。
ニューヨークのインド人に「おすすめのインド映画教えて!」と言うとまずこの作品が挙がってくる、定番中の定番。

歌も踊りもあるのにストーリーもきちんとしていて、インド映画ならではの面白さが詰まった作品。

映画の中で「きっとうまくいく〜」というフレーズが何度も繰り返されるので、観終わったあともそのフレーズのおかげで、この映画のことが忘れられなくなる!

舞台は、インドでも有数のエリートが集まるエンジニアの為の超難関大学のキャンパス。

この写真の真ん中にいるのが、天才型で奇想天外な行動と作品で校内をにぎわす人気者のランチョー。左が本当は写真家になるのが夢なのに親の期待に応えてエンジニアの勉強をしているファラン。右が貧しい家庭を助けるためエンジニアを目指す心配性のラージュー。

このお騒がせ3人が繰り広げるコメディタッチのキャンパスストーリーの中で、歌や踊りもありつつ現代のインドの学生生活や恋愛、社会の問題などが組み込まれ、最近のインド事情も分かってしまうという、インド映画入門としてはまさにおすすめの作品。

スティーブン・スピルバーグが「3回観るほど大好きな作品」と豪語しているのは有名な話。

私はHuluでこの作品を観たので、もしかしたら今でも観ることができるかも!



Loins of Punjab Presents

Loins of Punjab Presents

2007年の作品で、インドとアメリカの合作。

舞台はニュージャージーとニューヨークで、そこに住むインド系アメリカ人たちがとある歌のパフォーマンスコンテストに出場するというあらすじ。

簡単に言うと、『glee』や『ピッチ・パーフェクト』のような、勝ち抜き歌合戦によるエンターテイメント

ただし、舞台がアメリカなので、ニュージャージーやニューヨークで暮らすインド系の人達の独特さや、親がインド人だけども自分はアメリカ育ちでヒンディー語が話せない女性のインディアンコミュニティー内でのコンプレックスなど、アメリカに住むインド系の人達のあるあるがたくさん出てくるのが興味深かった。

歌もあるけど、他のインド映画のように「突然ですがここでミュージカルです!」といった唐突さはないので、私たちにとっては自然で観やすいかと。

しかも、最後の歌のオチには感動さえした…。

Netflixで今なら観れるので、ニューヨークのインド人を知りたい人にもぜひ。



ニューヨーク舞台のインド映画



ニューヨークとインド人を語るに欠かせない作品がもう一つ。
それが『マダム・イン・ニューヨーク』

家族の中で唯一英語が喋れないインド人女性が、一心発起してニューヨークに語学留学。
ニューヨークで様々な人と触れ合ううちに自分自身に女性としての誇りと変化が訪れる…というストーリー。

これ、実は私はまだ観れていない作品…。
Netflixになくって、アメリカで観るにはもはや知り合いのインド人に映画がタダで観れる謎のYoutubeみたいなサイトを教えてもらうしか、これを観る方法は残されていないのか…。


最近NetflixやHuluに頼りすぎて忘れていたけど、TSUTAYAがないアメリカはこういう時不便だ…。

2016年2月14日日曜日

ニューヨークの中のインドの話 〜映画館編〜

ニューヨークでインド人エリートから教わった新しいインドの話」が意外と書いてて楽しかったので、またインドの話。

今回は、映画館編。

インド系の人と話してて必ず思うこと。

インド人、映画好きだよな〜!

ってこと。

 現在ニューヨークで上映中のインド映画 "fitoor"


ニューヨーク在住のインド人、インド系アメリカ人、インド在住のインド人と会話をする中で、絶対にはずせないのが映画の話題。

ただし、インド系アメリカ人やアメリカ在住歴が長い20代後半のインテリインド人がアメリカ映画や日本映画にも詳しいのに対し、生まれた時からインド映画に囲まれて育った20代前半のとあるインド人の若者たちは、映画といえば当たり前のようにインド映画の話しかしない。

そして、ニューヨークにいてもまるでインド映画以外に映画など存在しないかのように、インド映画を観に、映画館に行く。

自宅でも、謎のインド版YouTube兼Netflixみたいなサイトで、タダでインド映画を見る。

そう、あの歌って踊る陽気なインド映画…通称ボリウッド

そして、最近インド映画にハマりつつある私がにわかに信じられなかったこと。

それは...


ニューヨークにはボリウッド専門映画館がある

ということ。
Bombay Theatre

その名もBombay Theatre(ボンベイ・シアター)。

いやいや、日本でもピンク映画専門の映画館ならあるけど、アメリカ国内でもハリウッド映画専門の映画館なんて今や存在しないだろうし...インド映画専門って!

場所はクイーンズのフラッシング。
インド系や中国系などアジア系の人達で熱気ムンムンの地区ですな。

インドからこっちにやって来た人が、インド映画観たすぎて衝動的に作ったっていうのが容易に想像できてちょっと楽しい…。


マンハッタンでインド映画が観れる映画館




ボンベイ・シアター以外でも、ニューヨークでインド映画を観れる映画館はあるようで。

とあるインド人の若者が「インド映画は今はマンハッタンでも観れるんだぜ!」と超自慢してきたので、紹介しないわけにはいかない。

ミッドタウン・ウエストにある、AMC Empire 25The Paris Theatreが人気の模様。

随時やっているわけではないみたいだけど、定期的に上映しているよう。

日本で2015年に上映されたインド映画が9本、多くがミニシアターでしかやっていないということを考えれば、普通にシネコンでハリウッド映画と同じようにインド映画が観れる環境はすごいなあ〜と。

実際、ニューヨークと近隣のニューアーク、ジャージーシティに住むインド人の数は2013年で31万5千人で、アメリカのどの都市よりもニューヨークに集中しているよう。(Migration Policy Instituteより参照)

ニューヨークでのインド映画人気は当然かもなあ〜。


ボリウッドの凄さ



最後に、インド映画(ボリウッド)の基本情報を。

インド最大の都市ボンベイ(ムンバイ)で作られるインド映画(ヒンディー語と英語のミックス)だからボリウッド。

インドの一大産業に成長したインド映画は、最近そう呼ばれることが多い。

その規模をアメリカ映画のハリウッドと比較すると、ハリウッドで映画が年間500本作られるのに対し、ボリウッドは1041本。
ボリウッド映画のチケットは、2011年、全世界で35億枚売れ、その数はハリウッド映画より90万枚以上多い。

数がすごいのは分かったけど、日本で見れるインド映画はアメリカ、ヨーロッパ、韓国のものより限られているし、インド映画がどれだけすごいのか数だけではつかみにくい…。

結局は、「インド映画の質ってどうなの?」という問題かと。

なので、次回は私が観た中で「これはハリウッド映画を超えるエンターテイメントだ!」と個人的に思ったインド映画を紹介したいと思う。

インド映画って、初めて観る時はそのちょっとベタなコメディセンス・謎のダンスシーンに「(笑)」って感じで観ているのに、なんか次第に惹き込まれてしまう魅力があって。

正直インド映画を観たあとでは、アメリカのギャング映画でさえ大人しく感じるほど、インド映画の不思議な「過剰」感はちょっとした麻薬。

私もそろそろボンベイ・シアターに足を踏み入れる時がやって来たかな…。

2016年2月5日金曜日

ニューヨークでインド人エリートから教わった新しいインドの話


ニューヨークに来て、ここに住む色々な国籍の人と出会っているが、今のところインド人から聞くインドの話が一番おもしろく、聞く度に「今のインドやばい」と感じている。




人口は世界第二位、経済成長率は中国を抜いて第一位、平均年齢は26歳。

と、日本人からしたらちょっと信じられないような右肩上がりな国、インド。

そんな国からこのニューヨークにやって来る人のほとんどは、インド人の中のほんの一握りのエリートと呼ばれる人達...。

そんな彼らと会話をする中で、なんか私の思うインドのイメージと常識が完全に壊されたな、と思ったので、ちょっとここに書き留めとく。


1.インドの大都市にはもはや牛はいない


インドと聞いて目に浮かぶ光景は、人や物や乗り物でぎゅうぎゅうのストリートにのら牛が寝ている光景…。
いや、それはもはや昔のインドの光景。
インド最大の都市ムンバイは、今やこう。


奥にそびえ立つ近代的な高層ビル群、そしてそれを取り囲むスラム街…。
誰もが思う。貧富の差がすごい。

この写真を見せてくれた、ムンバイ出身の学生が言うに

「道路の渋滞がひどいから、何か欲しい物があったらお店から家まで届けてもらうこともある」

そうだ。何だそれ。


2.ムンバイ国際空港がすごい



チャトラパティー・シヴァージー国際空港。
めちゃきれい。デザインが美しい。新しい。
まるでオイルマネーで潤ってる某アラブの国のよう。
これに対抗できる国際空港が現在日本にあるかというと…。

国際空港のたたずまいって国の勢いに反映するよなあ、と
UAEアブダビや香港の国際空港を見て、つくづく感じる。


3. インドのエリート教育と国内競争が激しすぎる



とある例。
大都市ムンバイ出身のI氏(22歳)は、ニューヨーク大学の大学院生で、インドでは超競争率が高いことで知られるエンジニアの大学を卒業。
インドの言語はヒンディー語を含め5つ話せるが、最初に覚えた言語は英語。
通った中学・高校は、イギリスのケンブリッジ大学の教育を採用していて、当然授業は全て英語…。
ちなみに、ニューヨーク大学は私立で学費の高さは全米でもトップ5に入り、大学院は一年間で$37.297(約448万)…!? 

そんな恐ろしくお金のかかるニューヨーク大学でI氏がなぜ修士号を取りたいかというと、インドには学士号を持っているエンジニアは普通にごろごろいるので、学位を二つを持っているだけで給料が約4倍になるからだそう。

だとしても、物価が日本の1〜2割のインドで、その給料の差より、2年間ニューヨーク大学に通う学費と生活費の方が恐ろしく高くつくと思うんだが...。

ちなみに、同じような話を中国の子からも聞いたな…単なる国内の大卒だと競争率が高すぎていい仕事につけないからアメリカの大学にも行くという話。

若い人口が多い国の競争率たるや….。彼らは彼らで大変だ。



4.インドで起こるレイプ発生率は日本と同レベル


これは、一番衝撃だったこと。
なぜかって、ここ数年日本で報道されるインドの悲惨な集団レイプのニュースによって、「インド=女性が一人で行くのは危ない」というイメージが植え付けられてたから。

でも、この写真を見て驚いた。



人口10万人に対してのレイプ発生率の表。
青が濃い国がレイプ発生率が高い国。
ナンバー1に、アメリカが…...今ちょうど住んでるこの国じゃないか。
そして、インドを見ると、日本と同じ薄い水色。
インドで起こるレイプ発生率は、日本とほぼ同レベルだということ。

とあるインド人が力説するに、「インドでは頻繁に女性が暴行される」というイメージは、主にアメリカの報道が作り出したもので、実際インドは余りに多くの人が住んでいて、悲惨な暴行事件は本当に稀な話だそうだ。

多分、この話はもっと深く掘っていけば違う側面も見えると思うけど、なんか久しぶりに自分の固定概念をくつがえされる話に出会ったなーと考えさせられた。



やっとインド=ヒッピーというイメージは崩されました




今までの私のインドのイメージは、「ヒッピー/ドラッグ/フルムーンパーティ/電車があり得ない程混雑/外国人旅行者は一度はお腹壊す」っていう、普通の人より相当偏った情報で作り上げられていたけど、ニューヨークで実際にインド人達と会話して、かなりインドのイメージが変わった。

ただ、実際に訪れたことはないので、私が聞いたのはめちゃくちゃ「一部のインド」の話だというのはわかっているけど。

まだ他にもインドには、ハリウッドを超す一大産業となったボリウッドとか、大都市以外はタブーの男女の関係の話とか、めちゃめちゃ面白そうな話が山ほどあるので、今後もリサーチを続けていきたい。

ニュースには乗らない色んな国の情勢や実態が、実際にその国の人に聞けるのって、世界の大都市ニューヨークならではだなーと、最近この生活がますますおもしろくなってきた。