2016年2月5日金曜日

ニューヨークでインド人エリートから教わった新しいインドの話


ニューヨークに来て、ここに住む色々な国籍の人と出会っているが、今のところインド人から聞くインドの話が一番おもしろく、聞く度に「今のインドやばい」と感じている。




人口は世界第二位、経済成長率は中国を抜いて第一位、平均年齢は26歳。

と、日本人からしたらちょっと信じられないような右肩上がりな国、インド。

そんな国からこのニューヨークにやって来る人のほとんどは、インド人の中のほんの一握りのエリートと呼ばれる人達...。

そんな彼らと会話をする中で、なんか私の思うインドのイメージと常識が完全に壊されたな、と思ったので、ちょっとここに書き留めとく。


1.インドの大都市にはもはや牛はいない


インドと聞いて目に浮かぶ光景は、人や物や乗り物でぎゅうぎゅうのストリートにのら牛が寝ている光景…。
いや、それはもはや昔のインドの光景。
インド最大の都市ムンバイは、今やこう。


奥にそびえ立つ近代的な高層ビル群、そしてそれを取り囲むスラム街…。
誰もが思う。貧富の差がすごい。

この写真を見せてくれた、ムンバイ出身の学生が言うに

「道路の渋滞がひどいから、何か欲しい物があったらお店から家まで届けてもらうこともある」

そうだ。何だそれ。


2.ムンバイ国際空港がすごい



チャトラパティー・シヴァージー国際空港。
めちゃきれい。デザインが美しい。新しい。
まるでオイルマネーで潤ってる某アラブの国のよう。
これに対抗できる国際空港が現在日本にあるかというと…。

国際空港のたたずまいって国の勢いに反映するよなあ、と
UAEアブダビや香港の国際空港を見て、つくづく感じる。


3. インドのエリート教育と国内競争が激しすぎる



とある例。
大都市ムンバイ出身のI氏(22歳)は、ニューヨーク大学の大学院生で、インドでは超競争率が高いことで知られるエンジニアの大学を卒業。
インドの言語はヒンディー語を含め5つ話せるが、最初に覚えた言語は英語。
通った中学・高校は、イギリスのケンブリッジ大学の教育を採用していて、当然授業は全て英語…。
ちなみに、ニューヨーク大学は私立で学費の高さは全米でもトップ5に入り、大学院は一年間で$37.297(約448万)…!? 

そんな恐ろしくお金のかかるニューヨーク大学でI氏がなぜ修士号を取りたいかというと、インドには学士号を持っているエンジニアは普通にごろごろいるので、学位を二つを持っているだけで給料が約4倍になるからだそう。

だとしても、物価が日本の1〜2割のインドで、その給料の差より、2年間ニューヨーク大学に通う学費と生活費の方が恐ろしく高くつくと思うんだが...。

ちなみに、同じような話を中国の子からも聞いたな…単なる国内の大卒だと競争率が高すぎていい仕事につけないからアメリカの大学にも行くという話。

若い人口が多い国の競争率たるや….。彼らは彼らで大変だ。



4.インドで起こるレイプ発生率は日本と同レベル


これは、一番衝撃だったこと。
なぜかって、ここ数年日本で報道されるインドの悲惨な集団レイプのニュースによって、「インド=女性が一人で行くのは危ない」というイメージが植え付けられてたから。

でも、この写真を見て驚いた。



人口10万人に対してのレイプ発生率の表。
青が濃い国がレイプ発生率が高い国。
ナンバー1に、アメリカが…...今ちょうど住んでるこの国じゃないか。
そして、インドを見ると、日本と同じ薄い水色。
インドで起こるレイプ発生率は、日本とほぼ同レベルだということ。

とあるインド人が力説するに、「インドでは頻繁に女性が暴行される」というイメージは、主にアメリカの報道が作り出したもので、実際インドは余りに多くの人が住んでいて、悲惨な暴行事件は本当に稀な話だそうだ。

多分、この話はもっと深く掘っていけば違う側面も見えると思うけど、なんか久しぶりに自分の固定概念をくつがえされる話に出会ったなーと考えさせられた。



やっとインド=ヒッピーというイメージは崩されました




今までの私のインドのイメージは、「ヒッピー/ドラッグ/フルムーンパーティ/電車があり得ない程混雑/外国人旅行者は一度はお腹壊す」っていう、普通の人より相当偏った情報で作り上げられていたけど、ニューヨークで実際にインド人達と会話して、かなりインドのイメージが変わった。

ただ、実際に訪れたことはないので、私が聞いたのはめちゃくちゃ「一部のインド」の話だというのはわかっているけど。

まだ他にもインドには、ハリウッドを超す一大産業となったボリウッドとか、大都市以外はタブーの男女の関係の話とか、めちゃめちゃ面白そうな話が山ほどあるので、今後もリサーチを続けていきたい。

ニュースには乗らない色んな国の情勢や実態が、実際にその国の人に聞けるのって、世界の大都市ニューヨークならではだなーと、最近この生活がますますおもしろくなってきた。

0 件のコメント :

コメントを投稿