とにかくぼーっとしている。
最終日、台北のテクノシーンで一番有名なSMOKE MACHINEオーガナイズの
Organikアフターパーティ@Kornerへ。
入り口は人だかり。
前回来た時はガラガラだったのに!
エントランスの列から聞こえてくるのはほぼ英語だったり。
ヒップスターっぽい台湾人、台湾人と西洋人のグループ、西洋人観光客etc
台湾の人の英語は上手。
この時、タクシー代とエントランス料金、お酒一杯ですべての手持ちのお札を使い果たす。
もう帰りは電車でしか帰れなくなった。
始発は6時・・・今1時半。
音楽はかなりいい感じ。
すごく盛り上がっていた!
お金のない私にビール奢ってくれたバーテンのお兄さん。
NobuさんのDJいいよねって話で盛り上がる。
日本語は、アニメやドラマで覚えた。
仕事だから英語も日本語も話す・・・って頭が下がるな。
もう足も疲れてきたな・・・って時間帯で
隣からドイツ語らしき言語が聞こえてきたので
話しかけると、旧東ドイツのハレから来た背の高いヒッピーだった。
名前はヤネク。
私がベルリン住みたい、ライプツィヒいい所だねって言うと
すごく喜んでいた。
けど、彼自身はドイツに戻りたくはなさそうだった。
上海など中国の各地を点々として
今は人々が穏やかな台北に住んでる29歳のヤネクは
繊細でやわらかな口調と反対に
薄いグリーンの瞳が、ある種の不安さや危なげさも表していて
極端に痩せているその姿からも
何かあるんだろうな、という気持ちにさせたから
あまり詳しく聞かなかった。
それでも
ドイツ春の訪れの季節について
詩的で柔らかな英語を用いて語る彼からは
故郷に対する想いが感じられた。
台北に住む西洋人ヒッピー。
アジアに惹かれてたどり着く彼らの、その興味の理由はきっと
計り知れなくて、
それはドイツやアメリカの西の文化に惹かれる私と、正反対で、近い。
朝日の昇りきった6時、駅が分からなかったからヤネクに駅まで送ってもらった。
彼が発音する中国語の駅名は、当たり前だけど私のより上手い。
帰国してからも
ぼーっと、彼、彼らの存在について考える。
何をもって、台北に住んでいる?
クラブの中は真っ暗だったから彼の写真を撮らずにおいたことをだいぶ後悔した。
あの薄緑色の瞳。
男性とも女性ともつかないボーダレスな雰囲気。
ヤネクは何だかいい年季の入った一眼で私の写真を撮っていた。
台北で出会った一日本人の私の記録。
日本人は英語をしゃべらないし、君はtypicalな日本人ではないね
と言われた日本人。
今回の旅で、私は、一周して西洋的なものでなく、アジア的なものに心惹かれているんだなとぼんやり思った。





