2016年2月14日日曜日

ニューヨークの中のインドの話 〜映画館編〜

ニューヨークでインド人エリートから教わった新しいインドの話」が意外と書いてて楽しかったので、またインドの話。

今回は、映画館編。

インド系の人と話してて必ず思うこと。

インド人、映画好きだよな〜!

ってこと。

 現在ニューヨークで上映中のインド映画 "fitoor"


ニューヨーク在住のインド人、インド系アメリカ人、インド在住のインド人と会話をする中で、絶対にはずせないのが映画の話題。

ただし、インド系アメリカ人やアメリカ在住歴が長い20代後半のインテリインド人がアメリカ映画や日本映画にも詳しいのに対し、生まれた時からインド映画に囲まれて育った20代前半のとあるインド人の若者たちは、映画といえば当たり前のようにインド映画の話しかしない。

そして、ニューヨークにいてもまるでインド映画以外に映画など存在しないかのように、インド映画を観に、映画館に行く。

自宅でも、謎のインド版YouTube兼Netflixみたいなサイトで、タダでインド映画を見る。

そう、あの歌って踊る陽気なインド映画…通称ボリウッド

そして、最近インド映画にハマりつつある私がにわかに信じられなかったこと。

それは...


ニューヨークにはボリウッド専門映画館がある

ということ。
Bombay Theatre

その名もBombay Theatre(ボンベイ・シアター)。

いやいや、日本でもピンク映画専門の映画館ならあるけど、アメリカ国内でもハリウッド映画専門の映画館なんて今や存在しないだろうし...インド映画専門って!

場所はクイーンズのフラッシング。
インド系や中国系などアジア系の人達で熱気ムンムンの地区ですな。

インドからこっちにやって来た人が、インド映画観たすぎて衝動的に作ったっていうのが容易に想像できてちょっと楽しい…。


マンハッタンでインド映画が観れる映画館




ボンベイ・シアター以外でも、ニューヨークでインド映画を観れる映画館はあるようで。

とあるインド人の若者が「インド映画は今はマンハッタンでも観れるんだぜ!」と超自慢してきたので、紹介しないわけにはいかない。

ミッドタウン・ウエストにある、AMC Empire 25The Paris Theatreが人気の模様。

随時やっているわけではないみたいだけど、定期的に上映しているよう。

日本で2015年に上映されたインド映画が9本、多くがミニシアターでしかやっていないということを考えれば、普通にシネコンでハリウッド映画と同じようにインド映画が観れる環境はすごいなあ〜と。

実際、ニューヨークと近隣のニューアーク、ジャージーシティに住むインド人の数は2013年で31万5千人で、アメリカのどの都市よりもニューヨークに集中しているよう。(Migration Policy Instituteより参照)

ニューヨークでのインド映画人気は当然かもなあ〜。


ボリウッドの凄さ



最後に、インド映画(ボリウッド)の基本情報を。

インド最大の都市ボンベイ(ムンバイ)で作られるインド映画(ヒンディー語と英語のミックス)だからボリウッド。

インドの一大産業に成長したインド映画は、最近そう呼ばれることが多い。

その規模をアメリカ映画のハリウッドと比較すると、ハリウッドで映画が年間500本作られるのに対し、ボリウッドは1041本。
ボリウッド映画のチケットは、2011年、全世界で35億枚売れ、その数はハリウッド映画より90万枚以上多い。

数がすごいのは分かったけど、日本で見れるインド映画はアメリカ、ヨーロッパ、韓国のものより限られているし、インド映画がどれだけすごいのか数だけではつかみにくい…。

結局は、「インド映画の質ってどうなの?」という問題かと。

なので、次回は私が観た中で「これはハリウッド映画を超えるエンターテイメントだ!」と個人的に思ったインド映画を紹介したいと思う。

インド映画って、初めて観る時はそのちょっとベタなコメディセンス・謎のダンスシーンに「(笑)」って感じで観ているのに、なんか次第に惹き込まれてしまう魅力があって。

正直インド映画を観たあとでは、アメリカのギャング映画でさえ大人しく感じるほど、インド映画の不思議な「過剰」感はちょっとした麻薬。

私もそろそろボンベイ・シアターに足を踏み入れる時がやって来たかな…。

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