Taraf de Haidouks + Kocani Orkestar
待ってました!
9/30(日)にすみだトリフォニーホールでタラフの公演です。
ルーマニアのクレジャニ村で結成された
最も有名なロマバンド、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスを私が知ったのは
もともとはトルコの音楽に興味を持ってからで、
ドイツ生まれトルコ系2世のファティ・アキン監督映画
「クロッシング・ザ・ブリッジ」を観てから。
この映画、イスタンブールのアンダーグラウンドな音楽シーンをテーマにした
秀逸なドキュメンタリーで、伝統的なトルコの民謡から
イスタンブールのヒップホップ(超絶高速ラップ!)
サイケデリックなダブバンドとして有名なババ・ズーラやオリエント・エクスプレス、
濃厚で油分たっぷりなトルコポップスや
少数民族クルド人の魂の叫びともいえる伝承歌など
この一本で丸ごとイスタンブール音楽の魅力を説明できてしまいそうな充実の一本。
もともとロマ音楽はトルコ音楽にもルーツを持ち、
その映画の中のとあるブラスバンドにときめいた私は、
その後、ロマ(ジプシー)をテーマにするトニー・ガトリフの映画を
夢中になって観るようになった。
「ガッジョ・ディーロ」(その年に観たDVDの中で一番の衝撃)
「ベンゴ」(ロマの任侠物というか、渋い)
「ジプシー・キャラバン」(インド〜トルコ〜スペイン〜ルーマニアまで、
ロマのルーツを持つ音楽家同士のセッション・ドキュメンタリー)
ロマのルーツを持つ音楽家同士のセッション・ドキュメンタリー)
「僕のスウィング」(初めて観るなら絶対この一本)
などなど。
ちなみにタラフは「ラッチョ・ドローム」という作品に出て
一躍有名になりました。
そしてくるりの岸田繁氏もタラフファンとして割と有名。
観るものを圧倒する高速テクニックと
人を踊らせる全ての「音の楽」を手にしているようなロマ音楽は、
「その中にいたい!」
と思わせるような、超絶なのに庶民的でフレンドリーな音楽。
だけどもその反面で、迫害される者の哀切を声を振り絞るように歌いきり
見るものを泣かせる。
そもそも、「流浪の民」と呼ばれるロマは、
故郷(国)を持たず今も絶えず移動をしている民族の一つ。
北インドのラジャスターン地方に元々のルーツがあるとも言われるが
まだまだ謎が多く、ヨーロッパに移動した15世紀をはじめとして
各国で、自分たちのすぐれた音楽やダンス、占いなどを
生業として巡業をはじめた。
すぐれた文化をもちながら
西洋の基準とは全く別の独特の風習を持つロマは
どこに行っても異端者、厄介者として
絶えず迫害されてきた歴史をもつ。
そんなロマ達の音楽が、
そんなロマ達の音楽が、
その苦しみを浪々と歌いきりながら
同時に底抜けに明るくならざるを得なかったのは
とても複雑な気持ちになる。
2年前もフランスで、不法滞在するロマたちの
ルーマニアやブルガリアへの強制送還が始まった。
この前ベルリンに行ったときも
目抜きの広場や電車の中で演奏するロマバンドや
早朝、懇願するような目で人々を見上げながら
駅前で一人アコーディオンを弾くロマのおじさんを目にした。
フランスから流れてベルリンまでかなりの数のロマが移動してきているらしい。
おそらく、トルコや東ヨーロッパを旅した人たちなら
ロマと聞けばスリ、といった
あまりよくないイメージが定着しているはず。
あまりよくないイメージが定着しているはず。
まあ、ロマの人達と自分の生活が日々隣り合わせになっていない自分に
何を言う権利もないけれど、
やっぱりロマの音楽は特別。
だからハウスでロマ的なスウィンギンな
ジャズ要素を取り込んだ曲が流行ったりするのはすごく嬉しい。
ジャズ要素を取り込んだ曲が流行ったりするのはすごく嬉しい。
数年前だとDer Dritte Raumの"Swing Bop"とか。
ハウス・テクノ好きの人はエスニックな音好きも多いし
ロマ音楽にもはまりやすいんじゃないかな〜と。
あ、dommuneでもたまに中東音楽特集やってますね。
その時よくプレイする日本在住のフランス人DJシリル・コピーニ氏も
いつも強烈なバルカン・ビートを聞かせてくれるので要チェックです。
と、書きながら今も中東風味のハウスを何曲か落とした。
とにかく、10ヶ月前から予定を手帳に書き込んでたタラフの来日公演!
楽しみです。
この他日本でバルカン・ビート中心のイベントがあれば飛んでいきたいです。
そしてこの冬もバルカン・ロマ音楽を懐に入れてあったかくいきます。
Nicone&Tazaka
"Tokio night club"
DommuneでTASAKAがかけていた
美空ひばりの曲をネタにしたバルカン風味のハウス。
こういうのをちょろっと入れると場があったまりますな。
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