ベルリンに行ってきたことを書こうと思ってはや一週間以上経ってしまった。
どうやって伝えようかと考えるうちに、なんだか億劫になっていたというか。
その後行ったアムステルダムの街を見てさらにその思いが強くなった。
こんな美しくて洗練された街並の写真撮ったあとで
ベルリンの写真なんか決して人に見せられまい・・・。
というのも、私が一人でもベルリンに行きたいと思うのは
別に優雅な風景を見たいわけでもなく(それなら断然ウィーンに行く)、
うまいご飯が食べたいわけでもなく(ドイツにそれを期待するのは野暮)、
お洒落な店で買い物がしたいわけでもなく(東京で幾らでも買える)、
ただベルリンで暮らすという体験をしたいだけ。
旅行中何していたの?
と会社の人に聞かれても
「ただ街をうろうろしていた」としか答えようがない。
基本建物は落書きだらけで、区域によって雰囲気も住む人々の顔ぶれもがらっと変わる。
私が好んで拠点にするのは
きまって旧東ベルリンのフリードリッヒスハインと呼ばれる区域で、
(ベルクハインがあるのもこの区域)
ここに向かうためにアレキサンダープラッツという旧東側の主要駅から
Sバーン(中央線みたいなもの)で東に向かうのだが
東に行くにつれてぐっとアンダーグラウンドな雰囲気になる。
東に行くにつれてぐっとアンダーグラウンドな雰囲気になる。
破壊されたままの建物。落書き。
タトゥーとピアスだらけのパンキッシュな女の子男の子たち。
お金はないけど、工夫して個性的に生きてる感がにじみ出ていて。
昼間でも少し暗いような影のある区域なのだけど
その雰囲気を味わいによく散歩しに行く。
そこからさらに南へ
クラブも多く、クリエーターもたくさん住むという
クロイツベルク地区へ行くために地下鉄に乗り換える。
一駅ごとに、トルコ系の乗客が増えていくのがわかる。
トルコ語が飛び交い、ヒジャブを身につけた女性も多くなる。
道を歩けば、ここがドイツであることを一瞬忘れるような
まさにアジア的なトルコ商店街が広がっている。
飲食店も多いし、とても活気のある街。
ここまで来ると私の血液はどんどんヒートアップしていって
自分は実際トルコに来たかったのかドイツに来たかったのかよく分からなくなってくる。
逆に旧西ベルリンのシャルロッテンブルク辺りは
洗練されて落ち着いていて、ヨーロッパに来たんだという実感のある場所。
前回、アレキサンダープラッツから西は
観光名所はあるけど特に毎回行きたくなる場所ではない
と思ってあんまり行こうとしなかったけど
今回ベルリン屈指のゲイ・フレンドリーな街・ノレンドルフ駅周辺を散歩して
このお洒落な感じ、東京だと青山とか表参道にいそうな、
なんていうかフランスとかイタリアっぽいお洒落の男子達(ゲイ達)
はここら辺のエリアに生息しているんだ!
という事実を発見し、考えを改めた。
あと、東京でいうと東横線的な、
落ち着いた古着屋や雑貨屋なんかが多い
落ち着いた古着屋や雑貨屋なんかが多い
お洒落地区プランツラウワー・ベルク地区やミッテ、
トルコ系やほかの国の移民も多いノイケルンとか、
多種多様な個性を持った場所・人が多くて本当に散歩しがいがある!
あと、ほとんどストレスがないのもポイントが高い。
緑が多いからか、空間が広くて人口密度が低いからなのか
外国なのにほとんど緊張しないで暮らせる。
前回行ったときは、パンクな若者もネオナチ風の素行の悪そうな輩も酒飲みのおっちゃんもひっくるめて警戒していたのだけど
こっちが何もしなければほっといてくれるし危害は加えないってことが分かって
ずいぶん気が楽になった。
あと深夜に地下鉄に乗っても全く普通だったってのが大きい。
というか、週末は24時間営業のベルリン市内電車、
若い女子も結構一人で乗ってるし、わいわいしているのでなんら怖いことがありません。
とまあ、書き始めたら割ときりがなく書きとめたいことが出てくるな。
ベルリンの面白いところって
ロンドンやパリみたいに「お洒落」とか「格好いい」とかっていう
女性誌で取り上げられるような安易で表面的な言葉で語れるものじゃなくて
下北沢とか、高円寺とか、中目黒とか、
思わず都内沿線用語で語りたくなるくらい、
DIYで、何もないところから生み出す工夫があって、
自由でリラックスして自分のままで生きられる雰囲気に満ちたところなんだな。
だから、私が撮るベルリンの写真はそんなゆるい雰囲気ばかり撮ろうとしているので
自然とぼろぼろの壁に描かれたグラフィティやパンクスやトルコ系の味のあるおっちゃんや公園で平日の昼間からただだらだら寝そべっている人々に限られてしまうのだ。
長く書きすぎたので、一旦はここで。
興奮冷めやらぬうちに、あのおもろいクラブのことも書きたいもんだが・・・。
フリードリッヒスハイン地区にある公園。
平日の19時頃でこれですよ・・・。
ビールやピザを食べつつ・・・まったりしすぎ。
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